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5.11.2011

酒器

 杯と徳利です。
英語ではサキカップと呼ばれ、ワビサビも吹っ飛びます。



最近はまっているのが、アシンメトリーな形です。
「完璧な球形」や「表面つるつる」ではなく、削ったり、ざらざらに磨いたり、へこませたりするのがマイブームです。


横から見るとこんな感じです。
完全に乾く手前の時点で、口の部分をナイフで削りスポンジで滑らかにします。

そういえばこの間、師匠が「日本ではわざと口の部分を凸凹にして、山などの景色を表している」って言っていました。ふむ~。


Clay: Stoneware
Glaze: High fire
Cups - Shino brushed on Shino, Opalescent green, Shino brushed on Black
Bottle - Tenmoku brushed on Shino, Iron red


4.13.2011

ラクヤキ

最近は器を作る事が多いのだけれども、たまには壺も造ってみました。

前は、口の所にこだわったり、丸み加減が・・・なんて、良く造ったのだけれども、焼き上がった作品をどうしたら良いか分からず、最近はあまり造っていませんでした。
(壺って言っても、花を活けるためのものでもないし、あげても喜ばれないし・・・)

今回は、どうしてもいつもより少し背の高いものを造りたくなり、壺を廻すことに決定。
そして、釉薬ではなく、ラクヤキ(日本の「楽焼」なんだろうけど、どうしても違う気がする)にする事に。

ラクヤキは素焼きをしたあと、特別な窯に入れて2時間くらい焼成です。



ラクヤキは、普通に釉薬を掛けて焼くより比較的低い温度で短時間で終わるから、柔らかくて鈍い音がします。



2時間くらいしたら、重装備をして窯から出します。(熱々だからね~)

ここで、普段は新聞紙をびっしり入れた金属のバケツに入れると、あっつい焼き物で新聞紙がガンガン燃えます。
そこに、蓋をすると炭素とラク釉薬が化学反応を起こして、面白いラクヤキになります。

今回は、ラク釉薬を掛けずにラクヤキにしました。

これがやりたかったのです。
この黒いのは「馬の髪」

窯から出たばかりで熱々なので、馬の髪をくっつけると「ジュッ」と音がして、焼き物に溶けるようにくっつきます。

冷めてから、きちんと洗うと模様が残ります。

アジア人の髪の毛は、この技法にとても適しているので、次は自分の髪を使おうと思います。



Clay: B-mix

2.17.2011

火に掛けられない土鍋

土鍋です。


友達の家で見た鍋がすっごく可愛くて、作ってみました。


とは言え、直火にはかけられないようなので盛り付け専用になります。
(なんで、だめなんだろ??)
直径は約15cmくらいの、小ぶりの器です。



ひねったつまみが暖かくて、すっごく気に入っています。
ハンドルがあっても良かったかな~と思っていますが、まぁ今回はこれで。
蓋を置く所の引っかかりを作るのが、慣れるまでむずかしい~!

実は、成形をして素焼きをする棚に置くとき、蓋を落っことしてしまいました・・・
まだ土が軟らかい状態だったので、変形してしまいました。


↓蓋の右奥の所です。: (




Stonewareの土は鉄分が含まれているため、焼きあがると釉薬に斑点みたいなのが出るので、ほわ~っと暖かい感じになる気がします。

Clay: Long beach mix

1.24.2011

ビアマグ

一年位前に作ったこのカップたち。
ビアマグのつもりで作ったんだけれど、結構大きくて、すっかり大容量お茶カップになってしまった。

ソーダ焼きで結構気に言って使っていた。
*ソーダ焼きとは窯に入れて、重曹を窯にあいた穴からぶゎ~ってかける方法で、独特のテクスチャーと色になる(と、思っている)


オフィスでお茶用に使っていたそんなある日、co-workerがカップをさわさわしてきたり、じ~っと見つめてきたりする日々が続く。

me「欲しいんですか?」
co-worker「欲しい!」
me「じゃ、あげます」
co-worker「やった~!2つある?」
me 「あります。明日持ってきますね 」
と、丁度2個作ってたので、ペアでプレゼントしました。


自分の作ったものが欲しがられるなんて、嬉しいな~。: D

1.21.2011

Candy おちょこ


陶芸を始めてから、結構ごつくて渋いものが好きになった。
英語では"wabi sabi"って言ったりするんだけど、面白いよね。純英語にはそれにあたる単語はないんだけど、感覚的に"wabi sabi"って分かるのかな?

キカイテキ(漢字が分かりません)では無くて、表情がある感じの形を"Organic Shape"って言い方もあったりして、この言い方は結構気に入ってる。

そんなものが好きなんだけど、たまにはつるんとしたきれいな色を作ってみたいな~と思ったので、お猪口を作ってみた。

きれいな色って、小さい物がすごくかわいいと思うんだ~。
この子達はみんな直径5cmほど。
(大きくて蛍光色って、小学生の塗り絵を思い出しちゃう)



でも、ここのStudioにある釉薬は高い温度で焼くもののみ。
高い温度の釉薬は色が渋い~。
*釉薬とは、陶器に色をつけるもの

とは言いいつつ、土は磁器を使ったから案外きれいに発色してて嬉しい!
*磁器は白くて鉄分が含まれていない土。鉄分が含まれていたりするとケダルイ感じになる。


写真がもっときれい撮れるようになりたいな。

 Clay: Porcelain
Glaze: Celadon, Shino, 

1.17.2011

穴のあいた花瓶

今日はお家での作業。

成形が終わって、leather hardまで乾かしたら穴を開けて、焼ける状態になるまで乾かします。
Leather hardとは、ある程度乾いた状態で、茶碗の足の部分などのトリミングなどをする固さ。

穴開いている花瓶だから水をいれたりは出来ないので、Air plantsとか、キャンドルとか、箸たてとか、あとは何に使えるかな?
Websiteで可愛い感じのがいっぱいあって、やってみたかったんだ~。

焼けるのが楽しみ!


これは、下の方に削って模様もいれて見ました。


穴開ける道具を買ったのだけど、すっごく使いやすい!
ぐりぐりまわして、スポっと抜ける。


Clay: B-mix

1.11.2011

ダイヤモンドドロップ

ソーダ焼き。




Soda Firingって言うから”ソーダ焼き”って、勝手に読んでるけど、本当は陶芸っぽい立派な名前があるに違いない。イカ焼き、ソーダ焼きじゃお祭りみたいだもん・・・






中は釉薬をかけてるけど、外は何もかけずに重曹を窯の中にぶわぁーって噴射する方法。
ソーダの量とか、窯の中に置かれる位置によって随分表情が違ってきたりして、かなり気に入っている方法。


まだ柔らかいとき、棚にぶつけて歪んじゃった。
そのまま焼いて、アートって言ってごまかす。


色もいいな~って嬉しかったんだけど、中にダイヤモンドドロップが・・・
ショック~ : (


Clay: Long beach mix
Glaze: Humboldt honey, opalescent green